快適に過ごせる家ってどんな家なのかを考えてみた
快適な部屋
室内温度の要素
人間の温熱感覚には、気温・湿度・放射温度・気流速度の環境側の4つの要素と代謝量(活動に伴い生産される熱量)・着衣量(着衣による熱抵抗量)の人間側の2つの要素が大きく影響します。これらを温熱環境の6要素とよびます。人間は気温や壁面との対流・放射による熱の授受、発汗や呼吸の蒸発による熱放散などを行うことで、周辺環境と熱移動を行っています。
温度のバリア
年間の家庭内事故での死者総数は、1万2873人です(厚生労働省2009年)同年の交通事故による死者が7309人なので、その数が非常に大きいことがわかります。特に、その70%以上が65歳以上の高齢者です。このような背景のもと、建物内のバリアフリー化が進められていることは承知の通りです。これらの他にも、高齢者にとってとても大きなバリアがあるのです。それが温度です。このように住宅内の温度差による健康障害をヒートショックとよびます。ヒートショックによる死者を出さないためにも、住宅内での温度のバリアフリーが望まれています。各国の浴室暖房の有無を見てみると、欧州では浴室に暖房が設置されている住宅の比率が高いが、日本ではまだ少ないのが現状です。人々が安心して生活できるように、住宅内に極端に温度の低い空間を作らないように気をつけましょう。
★室内空気の質
室内空気を汚染する物質は数多くありますが、建築やビル管理の観点から重要な要素としては、二酸化炭素、一酸化炭素、浮遊粉じん、ホルムアルデヒドの4つがあげられます。建築物環境衛生管理基準では、これらの物質の許容濃度を定めています。二酸化炭素の許容濃度は健康影響を及ぼすレベルとはかなり異なりますが、室内の汚染状況を総合的に判断する指標として用いられています。二酸化炭素が増えれば、臭いやふけ、衣服に付着していた汚染質なども多く存在していると考えられているためです。
通風の確保
通風を上手に取り込む
古くから日本の住宅は夏の暑さをしのぐために、通風を積極的にとれるように計画されていました。住宅では開口部を大きく取り、多くの気流を室内に迎え入れた生活を行っていました。通風により室内の空気を綺麗に維持し、気流を浴びることで快適感を得ていました。近年では、周辺環境の変化に伴い、近隣からの視線や音の問題などが発生し、窓を開けての生活スタイルも変わってきました。また、土地の利用形態も変化し、密集住宅地が増えてきました。このような場所では窓を開放しても、自分の家になかなか風が吹いてこないという問題も生じています。このような中でどのようにしたら、通風を効果的に取り組むことができるか考えてみましょう。通風を確保するための基本的な開口部の配置は、風が吹いてくる方向に窓を設け、その反対側にも窓を設けることです。このときに室内間の扉などを閉めてしまうと、効果が低下しますので、扉の上に欄間を設けることで、プライバシーを確保しながら、通風経路も確保することができます。また、従来から日照確保用に使われていたトップライトやハイサイドライトも近年では通風量確保のために利用されてきています。下方にある窓とトップライトなどの上方にある窓のように、高低差のある開口を組み合わせることで、空気は上下に動きます。
ウインドキャッチャー
大きな窓を設けても、住宅地のように他の家がある場合には、風は窓の前を横切る形で通り抜けてしまいます。これでは、せっかくの窓も活きてきません。このようなときには、流れる風を捕まえて室内に取り込む工夫が必要です。これをウインドキャッチャーといいます。開口部の開き方次第では横方向に流れる風を捉えることができます。樹木などを開口部付近に置くことで、同様の効果が得られます。
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